南会津学

2022年1月の記事一覧

活動成果報告会(田島高等学校 × 福島大学食農学類)が開催されました。

 今年度、総合的な探究の時間の「南会津学」における新たな挑戦として、福島県観光交流課の「ふくしま発酵ツーリズム推進事業」に参画し、2年生17名が地元素材を生かした発酵新商品の開発などに取り組んできました。

 また、南会津町では、福島大学食農学類農業経営学コースの3年生の皆さんが、水田と園芸を両軸とする農業のこれからについて探求なさっています。

 令和4年1月17日(月)、ともに南会津町を研究のフィールドとする福島大学食農学類と本校が合同で、「活動成果報告会-食と農から南会津町を盛り上げる提案-」を開き、今年度の研究の成果を報告し意見交換することを通して、南会津町を活性化する方法を考えました。

活動報告会チラシ

 

 報告の内容は、次のとおりです。

〇 田島高等学校

 ・ A 班:南会津で進む人口減少と高齢化~発酵で町に活気を~

 ・ B 班:会津の発酵と創作料理~日本人の米離れ~

 ・ C 班:南会津町民の健康について~発酵と長寿の関連性~

 ・ D 班:健康への第一歩~発酵に通じた町おこし~

本校生による報告①

 

 

本校生による報告②

 

〇 福島大学食農学類

 ・ 水田班:水田農業の活性化―蕎麦と日本酒からの提案―

 ・ 園芸班:南郷トマト産地の振興―労働、加工、域内流通の考察―

 ・ 政策班:食と農を活かした地域振興政策―ふるさとサポーター、グランピングの提案― 

福島大学食農学類生による報告

 

意見交換(質疑応答)

 

 報告と意見交換終了後には、福島大学食農学類農業経営学コースの学生の皆さんが試作を重ねて完成させた、南会津町産の福島県オリジナル米「里山のつぶ」と福島県産の野菜を使用した炊き込みご飯の提案があり、おにぎりを試食しました。

 今回の報告会は、本校生にとって、大学生と交流することにより、これまで進めてきた研究に対する視野を広げ、思考を深める貴重な機会となりました。

 ここをスタートとして、今後、食農学類の先生に地域調査の進め方についてご講義いただいたり、学生の皆さんと共同で研究したりする機会を設けていきたいと考えています。

 なお、報告会の様子につきましては、福島大学食農学類のホームページにも掲載されていますので、是非ご覧ください。

 福島大学食農学類のホームページはこちらへ