レスリング部

2020全国選抜大会、125㎏級で栗城和弥君が5位入賞‼

 2月22日(月)、校外での練習が解禁された日、ふたば未来学園高校への遠征練習のため宿舎となるJビレッジには全国選抜大会に参加するメンバーが揃いました。コロナの影響とケガ等が重なり全員が揃うことが少なかった本年度、もう一度チームワークを見つめなおすには絶好の機会でした。6人で2020東京オリンピックの聖火ランナーが最初にスタートする地の陸上トラックでのトレーニングでした。

 それから一カ月、今までできなかった体づくりと実践練習をできる限りチーム一つになって取り組もうと心掛けました。体重を減らして参加する生徒が半分おり、緊張感を持ちながら本大会に参加しました。

 団体一回戦敗れはしましたが、それぞれ手ごたえは感じたようでした。個人戦に入り55㎏級渡部永愛、60㎏級梅宮 魁、アップ会場から試合まで集中しており負けはしましたが、しっかりと自分自身を見つめながらも今後のあり方を考えていました。2回戦からの出場になった沖村裕輝、圧倒した力でのスタートを切りリードしていましたが、所々で自分の判断ミスもあり相手にポイントを与える場面が見られたり、自分のスタミナを多分にロスしたり、一人相撲を取ってしまった感があり小差で負けてしまいました。実力がついての全国大会初戦、昨年10月に栗城和弥が味わった経験を思い起こさせられました。

 そして、その経験を生かすことができた栗城が、2・3回戦を勝ち上がりベスト8に進出したのです。相手は準優勝した選手でしたが、1ピリオドはほぼ互角で戦いました。敗れはしましたが体力がつけば勝利する可能性があることを実感することができました。その試合を見ていたチームのメンバーも、自分のこれからの姿が想像できたようで晴れやかな顔をしていました。